Shunta the online walker: 時の流れに身を任たり任せなかったり

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2008/04/20

時の流れに身を任たり任せなかったり

しかし早い。光陰矢の如し。目の前のあらゆることが凄まじい速さで通り抜けていく。ボヤッとしてると掴めるものまで掴み損なってしまいそうだ。そうなってくると生活の全てに要領と効率を求めるようになり、味気なく色味が薄れてくる。時間に追われ忙しくしている時期は世界の色がモノクロのイメージの記憶になり、ゆったりと時を過ごしている時ほど世界は総天然色。細部まで事細かく目を行き届かせ、神経を張り巡らせることができる。手っ取り早い方法もあるが、とにかく時間は必要だ。

そんなピリピリムードの俺にピッタリの仕事、メッセンジャー。チャリで都会を駆け巡りブツを運ぶ、まさに時間を商品にしていると言っても過言ではない生業でひとまず身を立てとります。ホンとにメシ食ってクソする暇も無いほどせせこましく動き回る仕事。1日100kmは走るので、これはもはやプロスポーツ選手の域でしょう。日に日にスポーツメンの身体に変化してってる様な気がする。今は始めたばかりなので急激な変化に体が付いてこれずに悲鳴をあげているが、半年もすれば化けもんみたいな体力がついてそうだ。体を酷使し、保障などない仕事。だが、体力がつく、という点では非常に良い。

常々思っていたのだが、体力が低下している時は比例して気力も低下する。しかし、例え気力が落ちても体力さえあれば落ちた気持ちを持ち上げてくることができる。これは今までの経験だが、本当なんです。元気があればなんでもできる、というアントンの言葉は嘘じゃない。落ち込んでいる人には是非スポーツをお勧めする。チャリで通勤、でも良いし、朝にジョギングでも、何ならヨーガでも良いんじゃなかろか。重い腰上げて無理やりにでも体動かせば元気でてきますぜ。

とまあ、脳みそが筋肉すぐるの肉印、的な発想方法を現在実践している。どうでもいいけど筋肉マンまた全巻通しで読みたいなあ。ちなみに俺はロビンマスクが大好きでした。超人になりたい。海賊王にもなりたい。ジャンプっていつの時代もいいもんですね。とか何とか言ってる暇があったら詩の一つでも捻り出せっちゅう話ですが、要するに大人なら忙しくしてる中でもジャンプぐらい読める余裕を持て、という括りはどうでしょうか。

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プロフィール

Shunta

1979年、血筋は廣島の東京生まれ。武蔵野美術大学卒業後、原型師、家具修理職人を経て音楽活動開始。soul,blues,reggae等の黒人音楽をベースに、オーガニックで自身のルーツが見えてくるような音造りを探求。大都会東京、の片隅にあるミクスチャーシティー吉祥寺をホームタウンに、都内のライブハウスでは弾き語り、アコースティックスタイルで活動中。

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